2019年、ゴールデンウィークの旅行先は、道南函館でした。
ホテルチェックインの前に訪れたのが、函館公園。
あいにく、天気には恵まれず雨が降る中での観光でしたが、しとしと降る雨のなか函館公園で見た、美しく咲く白い桜がとても印象的でした。
ここでは、そんなお花見シーズンの函館公園の魅力や、併設されている遊園地「こどもの国」について、それと車でのアクセスに必要な駐車場の場所についてまとめています。
函館公園へ遊びに行かれる予定の方は、是非チェックしてみてくださいね。
函館公園は桜がたくさんでお花見にも最適
函館公園は明治12年、「市民の休養の場に」との呼びかけに賛同した市民、自らがかかわる形で造園されました。
園内には池や竹林などの自然や、市立函館博物館、旧市立図書館などがあるほか、動物飼育施設や遊園地まであります。
どれも歴史深いものばかりで、園内を散策していると、なんだかタイプスリップをしたかのようなノスタルジックな気分にさせられます。
園内に入ってすぐに、上品な白色の桜の花があたり一面に広がっていて、これがまた荘厳ではかなげで美しいのなんの。
札幌でよく見かけるようなピンク色が濃い「ヤエザクラ」とは違い、函館方面の桜は白っぽい「ソメイヨシノ」が中心。
他にも函館公園では、ソメイヨシノ・八重桜・関山・オオシマザクラなどといった数多くの桜の品種が楽しめます。
話はちょっとそれますが、個人的にこの松の木の迫力に圧倒されました。
大きい!そして荘厳!
後で調べてみたら、この松の木は「高田屋の松」といって、北海道記念保護樹木に指定されている200年以上もの歴史を持つ木なんですって。(写真だといまいち伝わらないけど、かなり大きく感じました)
函館公園での桜の見ごろはいつ頃?
園内には420本もの桜の木が植えられており、ゴールデンウィークあたりの時期には満開の桜が講演をあでやかに彩り、多くの花見客や観光客でにぎわいます。
今回、旅行に訪れた際も桜が満開で、雨にもかかわらず多くの方が函館公園を訪れていました。
函館公園の桜の開花は、例年4月の下旬ごろから。
見ごろは例年、5月の上旬までなので、ちょうどゴールデンウィークの真っただ中に、花見を楽しむことができる感じです。
※この記事に掲載している桜の画像は、2019年4月30日のものです。
函館公園では、例年この桜の見ごろの時期に合わせて、園内も花見モードに。
たくさんの露店が並び、色とりどりの電飾も飾られるので、夜はライトアップされた夜桜が楽しめちゃいます。
今回訪れたのはお昼過ぎから夕方までだったので、夜の様子は見ることができなかったのですが、たくさんの提灯が並んでいたので夜もきっと素敵だったろうなと思います。
花見のシーズンには火器の使用(ジンギスカン)もOKに
函館公園の園内、基本的には火器の使用は禁止です。
ですが、お花見のシーズンにだけ、特別に火器の使用が許可され、バーべーキューやジンギスカンが楽しめるんです。
バーベキューコンロが使えるのは、お花見シーズンのみ。
卓上コンロのほかに炭火コンロが使えますが、植物保護のために炭火を使う場合は必ず50cm以上の高さの足があるものを使うことがルールとされています。(もちろん直火はNG!)
一応ごみの集積場も設置されますが、できるだけごみは各自で持ち帰るのがいいですね。(確認が取れませんでしたが、おそらく消し炭入れもあると思います。)
花見電飾や火気使用がOKとされる期間や時間帯は以下の通り
露店、夜桜ライトアップ、火気使用の許可はすべて同じ期間、大体2週間程度行われます。
毎年、桜の開花の様子を見つつ、それに合わせて日程を調整するので、多少の変更はありますが、大体毎年4月下旬~5月の上旬の開催です。
電飾や露店、火気使用が許可されている場所は以下の通り。
【日時】4月下旬~5月上旬
2019年は4月27日(土)~5月12日(日)の16日間
2021年は未定です。
【電飾時間】平日19~21時、土日祝日19~22時
【露店時間】平日10~21時、土日祝日10~22時ころ ※出店は36店
【火器OK時間】平日10~21時、土日祝日10~21時
※コロナウイルス等の影響により、利用に制限がかかることもあります。
遊園地や動物園も存分に楽しめます
函館公園の敷地の中には、小さな動物園や遊園地などもあります。
決して大きな施設ではないのですが、私はそれがかえって「いいな」と感じました。
動物施設は入場料無料
あいにくの雨の中、ゆっくり見ることができませんでしたが、ミニチュアホースのさくらちゃんには会えました♪
このほかにも、鳥たちやリスなどと会うことができます。
頭数も少なく、決して大きな動物園ではありませんが、それなりに楽しめますよ。
動物施設の見学は、入場料などもなく完全無料です。
こどもの国は昭和レトロで小さい子も楽しめる
函館公園内には、動物園だけじゃなく、遊具の数13機種ほどの小さな遊園地「こどもの国」もおすすめです。
もともとは、五稜郭公園につくられた遊園地を移設したもので、全体的に小ぶりでレトロな雰囲気が漂う遊園地ですが、幼児が遊ぶには十分です。(昭和31年開園ですって!)
満開の桜を間近に眺めながら、観覧車や回転木馬が楽しめる施設は、おそらく道内でここしかないでしょう。
さまざまな工夫で子どもも大喜び
この函館公園の遊園地、こどもの国では、スタッフが子どもたちを楽しませようと、さまざまな工夫が凝らされています。
- 園内をまわり、クイズ(ボックスの中身あてゲーム)を出してくれるお姉さん
- 回転木馬には花冠、パトカーには警察の帽子、フロッグホッパーではカエルの被り物などを貸してもらえる
- ユンボゲームではノルマをクリアすると記念撮影(社員証)をしてもらえるなどの特典
などなど、手作り感たっぷり、スタッフとの距離が近く温かみのある遊園地だと思います。
日本最古の観覧車にも乗れます
こどもの国には、国内現役の観覧車の中では日本最古と認定されている観覧車があります。
とても小さく、オープンタイプでフードなどもない簡素な観覧車ですが、満開の桜に手が届きそうな感じで、とってもとっても素敵でした。
高いところから見下ろしてみた桜も、ため息が出るほどきれいでしたよ。
入園料は無料、乗り物代だけかかります
こちらも入園料はかからず乗り物代(チケット制)がかかるだけ。(1回300円、8回分2,000円の回数券割引あり)
営業期間:3月下旬から11月下旬(雨天日は休み)
営業時間:平日11:00~16:00、春休み・夏休み・GW期間と土日祝10:00~17:00
函館公園近隣の無料駐車場は?有料駐車場はある?
函館公園として用意されている公式の駐車場は、4台のみ。しかも、4台とも障碍者用駐車場とのことで、一般の人は停められません。
ですが、近隣に有料駐車場があるほか、お花見シーズンに限っては、すぐ近くの住吉グラウンドを臨時駐車場として無料で開放してもらえるので、それなりの台数の駐車が可能です。
お花見期間中利用できる、函館公園近隣の駐車場は下記の通りです。博物館駐車場Aは、通りの手前、住吉公園側駐車場はどちらも電車通りを挟んで漁港側にあります。
- 函館公園横(博物館駐車場A、20数台ほど、8:30~19:00)
- 住吉公園側駐車場(50台ほど、8:30~19:00)
- 住吉公園グラウンド臨時駐車場(公式では100台ほど、花見期間中臨時)
晴天で絶好の花見日和ともなれば、満車になってしまう可能性もありますが、くれぐれも近隣の住宅地なんかに無断で路駐とかしないように!
結構、駐車禁止と書かれていないエリアではあるものの、周辺で路駐してる車を見かけました汗 禁止じゃなくても、住民にとっては迷惑だと思います。
函館公園へのアクセスや営業時間まとめ
市電:青柳町電停下車 徒歩3分
函館バス:53系統 函館公園下車 徒歩1分
【駐車場】花見期間:住吉グラウンド解放/無料、函館公園横(博物館駐車場A)と住吉公園側駐車場
営業期間:3月下旬から11月下旬(雨天日は休み)
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