富良野ニングルテラスで小人に合える?自然の中の不思議な癒し空間♪おいしい珈琲も♡

富良野ニングルテラス入り口

富良野プリンスホテルの敷地内にある、富良野ニングルテラスというスポットをご存じでしょうか?

ニングルテラスは「北の国から」でも有名な脚本家、倉本聰氏がプロデュースしたショッピングスポット。

北海道の大自然の中、ちょこんと小さなログハウスを構え、職人さんたちが手作りした自然素材の雑貨や作品などを販売している人気の観光スポットなんです。

クラフトハウスとなっているログハウスひとつひとつをつなぐのは、木の橋。

上を見上げれば生い茂る木々。

なんだか異空間に来たような、ちょっぴり不思議な感覚を味わえます。

ここでは、そんな癒しのスポット「ニングルテラス」について紹介します。

目次

ニングルテラスのニングルとは?

ニングルとは?

ニングルテラスを訪れる前に知っておいてほしいのが、「ニングル」の存在です。

アイヌ語で「ニン」は縮む、「グル」は人。

ニングルとはアイヌの中で語り継がれている先住民族の総称、遠い昔から北海道の森の中に住んでいるこびとたちのことを指しています。

アイヌの伝承では、コロポックルも含めていろんな小人がでてきますが、ニングルは「森の知恵人」なのだとか。

身長は15cmほどと小さく、人間と比べるとゆっくりと年を重ねていくようです。(寿命は300年くらいという説もあり)

まるで妖精みたいですが、なんていうかそういうスピリチュアルな感じではなく、すごくすごく昔から住んでいる「ちいさいおっちゃんたち」みたいな種族的な存在のようです。

私とニングルの出会いは、私が中学生だったころ。

倉本聰氏脚本による演劇「ニングル」(劇団富良野塾)を見に行ったことがきっかけでした。

演劇中ニングルの姿は一度も出てくることはありませんでしたが、何とも言えない世界観とストーリーで、私の頭の中ではニングルの姿がぼんやりと思い描かれ、今でもその感覚やイメージが強く残っています。

全国的にはあまり知られていない存在ですが、以前ACの環境保護のCMに、森を破壊されて涙を流すニングルが登場したこともありました。

覚えている方、いらっしゃるかしら?

そんなわけで、ニングルは絶対にいると今でも信じています。

そして、ニングルテラスには、そんなニングルが暮らしているとも思ってるんです。

ニングルテラスのアトリエは15棟

ニングルテラスマップ

ニングルテラスの見学や散策は無料。

ゆったりと森林浴を楽しみながら、クラフト作品に触れることができます。

ニングルテラスには、15棟のアトリエがあります。

それぞれ、作家さんが常駐しており、作品の展示と販売が行われています。

ニングルテラスアトリエ
  • 紙々の森 Paper Crafts
  • ふくろうの家 Owl Goods
  • ガラスの家 Glass Items
  • ペーパーワークの家 Japanese Paper Goods
  • 小さな家の家 Small House Goods
  • 森のろうそく屋 Candles Goods
  • 富良野塾の店 森の楽団 Wooden Orchestra
  • 点描の森 Gallery of Sketches
  • 富良野銀細工 雪の結晶 Snowflakes of Furano
  • 森の革工房 Leather Studio
  • 小さな宇宙 万華鏡の家 Kaleidoscopes
  • 風の家 Wind Inspired Goods
  • 雑木林の家 Specially Selected Craftworks
  • 森の鍛冶屋 Iron Works
  • クレヨン工房 Crayon Studio

店内は撮影禁止のため、残念ながらどのような作品があるのか写真でお伝えすることができません。

どの作品もとても素敵で、いくつか購入して帰りたかったのですが、ハンドメイド品はやっぱりそれなりに高価で断念。

でも、見ているだけでもとてもワクワクしてきて、楽しい気持ちになれますよ。

クラフト教室でアート体験もできます

時間帯によってはクラフト体験を行っているアトリエもあります。

● 森のろうそく屋(夕焼けランタン)
● 森の楽団(木製オーケストラ人形)
● 紙々の森(カードピクチャー)
● 万華鏡の家(きらきら万華鏡)

気になる方は事前に問い合わせの上訪れてみてはいかがでしょうか。

予約は、新富良野プリンスホテルまで。

新富良野プリンスホテル
TEL:0167-22-1111

カフェでおいしい珈琲を楽しんで♪

ニングルテラスには、おいしい焼きミルクやコーヒーがいただけるカフェ「コーヒーハウス チュチュの家」があります。

森の時計

また、ニングルテラスを抜けた先には、ドラマ「優しい時間」で、主人公の湧井勇吉(寺尾聰)が開いた喫茶店「珈琲 森の時計」があります。

ドラマと同じようにカウンターでは自分でミルを引いて珈琲を味わうことができます。(優しい時間、また見たいなぁ)

木々を眺めながらいただく珈琲はなんとも格別、セットでいただけるケーキもたまらんでした。

とても穏やかな空間で、時間の流れがここだけ違っているような感覚になりました。

あまりにも素敵な雰囲気なので、できることならずーっといたいくらいでしたね。

ほかにも、倉本聰氏プロデュースの新イタリア料理レストラン「ル・ゴロワ フラノ」や、大人の隠れ家「Soh’s BAR(ソーズバー)」などのグルメスポットもあります。

※ソーズバーは19時以降の営業で未成年は入店禁止、ル・ゴロワフラノも6歳以上の利用など利用に制限があります。

娘はずーっとニングルを探していました

「ねぇ、ママ!ニングルってどんな顔してるの?」

「ニングルどこに隠れてるのかな…」

あちこち散策をしながら、ニングルを探し続ける娘。

なんともいじらしい!とてもかわいい!

ニングルテラスにはこんな風に、小川の上に小さな橋がかけられているような場所もあります。

これは、ニングルたちが作ったのかな?それとも、ニングルたちがすみやすいように作ってあげたものなのかな?

写真は撮り忘れてしまったのですが、上記以外にも「ニングルのすみか」とされる木の株もあります。

さてさて、ニングルはどこに隠れているのでしょうか?

ニングルテラスを訪れた際には、そんな視点で見るとより楽しめるかもしれませんね。

ちょっと休憩がてら寄り道するのにはおすすめのスポット

ニングルテラスにはこれといったアトラクションなどはなく、アトリエが並んでいるだけといえばそれだけです。

でも、森林浴も楽しめますし、天気の良い日は木々に太陽が遮られてほんの少し涼みながら楽しむこともできます。

森にログハウスが並んでいる景色もとても素敵ですし、木の道を上り下りするのは子どもにとってはちょっとしたアトラクションのようにも感じられるようです。

落ち葉のじゅうたんで柔らかな地面なので、そこそこの時間歩いても疲れにくく、とても心地よかったです。

今回は日中訪れましたが、夜はライトアップされてより幻想的な雰囲気になるそうです。

富良野プリンスホテルに宿泊の方は、夜の散策を楽しむのも良いですね^^

子連れでの観光にもよいですし、カップルのデートスポットとしてもおすすめ!

ぜひ、ゆっくりと散策をして「ニングル」を探してみてくださいね。

ニングルテラス営業情報・アクセス情報

ニングルテラス

住所:北海道富良野市中御料 新富良野プリンスホテル駐車場横
TEL:0167-22-1111

営業期間:通年営業(冬も営業しています)
営業時間:12:00〜20:45、7月~8月は10:00~21:30
入場料・駐車場(390台) ともに無料です。

アクセス情報

・JR根室本線富良野駅よりタクシーで10分

JR札幌駅→(特急スーパー宗谷「稚内行き」/特急スーパーカムイ「旭川行き」約55分)→JR滝川駅→(電車「根室本線:富良野・新得行き」約60分)→JR富良野駅→(タクシー約10分)

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この記事を書いた人

生まれも育ちも札幌の、生粋のどさんこです。2015年長女、2018年長男を出産。育児がてら、記録も含めてブログを書き始めました。子どもを連れてのカフェ訪問が大好き。楽しいことはもちろん、悩んだりしていることもシェアできたらなと思います。

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