出産記録

第二子出産・帝王切開レポ(術後管理編)

帝王切開による手術の後は、何が起こるかわかりません。そのため、術後は回復室やリカバリールームなどで、しっかりと状態を管理してもらう必要があります。

このリカバリールームでは立ち上がることはおろか、最初は起き上がることもむずかしくほぼ寝たきりの状態が続きます。その間、身の回りのお世話は、看護師さんが細やかに対応してくださいます。

たった1日程度の短い時間のことではありますが、帝王切開手術を受ける人はそれなりに気になるところだと思うので、ちょっと詳しくまとめたいなと思います。

※出産のときの話はこちら→第二子出産・帝王切開出産レポ(帝王切開手術編)

 

帝王切開手術の後は4床のリカバリールームで過ごす

一番しんどい術後の時間を過ごすリカバリールーム。

これから今日1日、それと翌日の午前中…医師から個室への移動を許可されるまでの間、このリカバリールームで過ごすことになります。

産後2時間は30分おきに、その後は1時間後おきに助産師さんが様子を見に来てくれます。

もちろん何かあったりつらい時は、ナースコールを押して呼べばすぐに対応してくれることになっているので、とりあえずは安心して休むことができました。

私が手術の後に過ごしたのは4人同室タイプのリカバリールーム。私がこちらに移動してきたときには私の前に出産された方が一人すでに休まれている状態でした。(のちにバタバタと、全てのベッドが埋まっていきます)

 

手術が終わり、リカバリールームに移動してほどなくして、夫と娘が様子を見に。

娘と夫はいち早く生まれた息子と保育器越しに対面していたので、「かわいかったよ」「ちっちゃかったよ」なんて簡単な感想を聞くなどして過ごしました。

小さな声で話していても子どもの声は良く通ります。カーテンだけで仕切られたエリアで会話をするのは、迷惑になるのではないかとひやひや。

面会といっても私は寝たままだし、いろんな線がつながった状態で、あまり長時間一緒にいても娘に不安な気持ちを与えるだけのように思えたので面会は短時間にして帰ってもらうことにしました。

 

麻酔が効いたままなので術後の痛みは思ったよりも少なかった

前回は脊椎麻酔だけ(今回のように背中につながる管はなかった気がするから多分そう)でした。

そのため、術後まもなく麻酔が切れて、お腹の痛みで意識が飛ぶほどの苦しみを味わい、意識があってももうろうとするばかりでした。

でも、今回は硬膜外麻酔があるため、基本的には麻酔が効いたままの状態です。そのため、切った傷の痛みやお腹が収縮する痛みは0ではないものの、耐えられないほどではありませんでした。

ただ、ほかのベッドの方は術後の麻酔が効かないのか、何度か看護師さんを呼んでは痛みを訴えていたので、たまたま私の場合は今回の麻酔がよく効いたというだけなのかもしれません。

もしかすると、前回の帝王切開の術後の痛みが辛すぎたので、その痛みの記憶が強すぎて痛みに対して鈍感だっただけなのかも。

とにかく、今回の出産直後は前回と比べるとずっと痛みは軽く感じられたし、それが体力の回復を早めてくれたようにも感じました。

 

痛みが強い場合には自分で麻酔を追加できる仕組み

 

ちなみに、硬膜外麻酔を行ったところには管がつながっており、術後も痛みがあれば適宜自分で麻酔をショットできるようになっていました。

何もしなくても定期的に麻酔は注入されるようにはなっているのですが、それでも痛いときは自分の意思で麻酔を追加できるという仕組みです。

もしも痛みが強かったら迷わず使ってやろう!と思っていたのですが、幸い最後の最後までこのショットの出番はありませんでした。

でも、これあるのとないのとでは痛みも気持ちも全然違います!

 

痛みは少ないとはいえ起き上がることや寝返りはできません

ちなみに、痛くはないとは言っても、それはあくまでもじっと寝ている状態での話です。

おへそから下部分をバッサリと切られている上に足はしびれたような状態なので、お腹や足に力が入るような動作はできません。

起き上がろうにも痛みがあり力が入らないので無理ですし、体勢がつらくても寝返りをうつことも困難です。

同じ体制が続いてつらいときには、看護師さんに体制を変えてもらうようお願いをしていました。

ずっと上を向いたままで寝ているのって、案外つらいものです。

忙しそうにしている看護師さんに体位変換をお願いするのってなんだか悪いなぁ~と思うかもしれませんが、我慢しなくていいと思います。

横向きの姿勢を保つためのクッションなんかもあると思うので、

 

子宮の収縮が悪いのと軽い発熱がありアイスノンを抱えて眠る

術後は定期的に助産師さんが様子を見に来てくれます。

お腹を押して子宮の戻り具合をみたり、発熱していないか検温したり、モニターで心電図や心拍などをチェックしたり。

それから悪露の交換、あとは尿の出具合なんかもみていたようです。

途中、38度を超える熱が続き子宮の収縮があまりよくないということで、お腹の周りにアイスノンを乗せてクールダウンさせたことがありました。

あまり長く高熱が続くようだと産褥熱(感染症)の可能性もあるとのこと。

幸い明け方には熱は下がり大丈夫だろうということに。子宮の戻りも、アイスノンの効果かじょじょに経過が良くなっていったようです。

 

麻酔が効いているのでモロモロの感覚はなし

子宮を冷やすためにガンガン冷たいアイスノンを乗せたりしていたのですが、麻酔がガッツリ効いているので冷たさは全く感じません。「なんかのってて重いわね~」てくらいの感じです。

また、両足には血栓症を予防するためにフットポンプをしていたのですが、この感覚も全くありませんでした。

シュコーッ、シュコーッという音だけが聞こえるものの、足をマッサージしているという感じが全くなかったので、しばらくの間それがフットポンプの音だとは気がつかなかったくらいです。

麻酔が効いて痛みを感じないのはありがたいことですが、足の感覚が全くないというのはなんとも気持ちが悪いものですよね。

ちなみにこの足の感覚、明け方くらいまでは無感覚で、朝が近づくにつれて少しづつ感覚が戻ってきたというような感じでした。

※なお産後3ヶ月経過した今も、左の太ももだけ未だ感覚がありません。そろそろ診てもらおう…

 

16時間後には飲み物が飲めるように

16時ころ、水を飲んでもOKと許可が出ました。

手術が終わったのが13時ころだったので、手術から4時間くらいしてからですね。

とにかく喉が渇いていたので、持参していたペットボトルを助産師さんにカバンから出してもらってがぶ飲みしました。

 

ちなみに、水は500mlペットボトルで3本用意しておいたのですが、あっという間に飲んでしまいました。

つき添いがいない場合には途中で買いに行くことはできないので、できるだけ用意しておいたほうがいいと思います。最後は水が足りなくなったので、助産師さんにお願いして、空になったペットボトルに水を汲んできてもらっていました汗

 

起き上がれないので寝たまま飲み物を飲めるアイテムは必須

ちなみに、術後は起き上がるのがすごく大変な状態です。

ですので、あまり体を起こさなくても飲めるよう、ペットボトルにあらかじめストローキャップをつけておきました。

私が使っていたのはこの商品です。(実はコレ、娘の小さいころ使っていたやつだったりします)

100円ショップなんかにも売ってるので、必ず用意していったほうがいいですよ!!!

 

ドリンクホルダーもあるといいかも

また、帝王切開後はベッドに寝たきりの状態になります。

枕元にスマホやら飲み物やらを置いておくことになるのですが、リクライニングをするとそれらが全部、腰のほうへと雪崩落ちてきます。

術後は痛みで寝返りを打つことすらできないような状態。

リクライニングを戻したとき荷物をまた枕元に戻すのが大変なので、飲み物などはドリンクホルダーなどでベッドわきに固定しておくと便利かなと思いました。

それだと身体を動かさなくても、手だけで必要なものがとれるので^^

専用のものじゃなく、巾着みたいなのをぶら下げておくだけでも、いろいろまとめられていいと思いますよ。

 

17時ころ初めて子どもと対面

17時ころ、看護師さんが「赤ちゃんと会えるけどどうしますか―?」と聞きに来てくれました。

あまりつらいようであれば面会はまた後でということもできるのですが、やっぱり会いたいですよね。

私は迷わず連れてきてもらい、30分ほど添い寝をしながら一緒に過ごさせてもらいました。

どうだ、めんこいだろー!

 

産まれて数時間足らずですが、自分の指を吸ったりしていたので(というかお腹の中でそうしてきたんでしょうね)、おっぱいはまだ出ていなかったけれどおっぱいも吸わせてみました。

産後はおっぱいを吸わせることでホルモンが分泌されるので、その意味もこめてですね。

※一応、助産師さんに授乳しても問題ないか確認してから吸わせてます。

もう、とにかくかわいい。

泣き声はカエルみだいだったけど、ふわふわであったかくて愛おしくて。本当にかわいいしかない。

できればずっと一緒にいたいけど、しんどいし眠いので早々にお帰りいただくことに。看護師さんに「えっ!もういいの!?」といわれたくらいにして(笑)

 

19時バナナとゼリー飲料を支給される

帝王切開後はつの夕食

麻酔を使った手術の後は、胃の働きが低下しているため、普通の食事はたべられません。きっと夕食はないだろうな~と思い諦めていたのですが、思いがけず軽食があたり大喜びの私。

すごくお腹が空いていたので、この上なく幸せでした。

っていうか、アップル味のカロリーメイトゼリーほんとおいしいから、みんな食べてみてほしい。

 

翌朝はベッドの上でそのまま朝食

出産翌日の朝食

翌朝の朝食は、おにぎりと中華塩味の麻婆豆腐、ほうれんそうのお浸しに牛乳。

術後の食事はおかゆ…を想定していた私は歓喜!

ぺろりと完食し、看護師さんを驚かせてしまいました。(ほかの方はお腹が痛くて食べられなかった様子…)

とはいえさすがは手術後。普段はこれっぽっちの良じゃ足りないよ!と言いそうな量ですが、これでも十分お腹いっぱいになりました。

 

尿と硬膜外麻酔のカテーテルを抜いて個室へと移動

9時過ぎに手術を執刀された先生がお腹の傷のチェックや、腰からつながっていた麻酔のカテーテルを抜きにきました。

麻酔の管を抜くのが怖い!と思っている方、安心して大丈夫ですよーー!

私も、背中のカテーテルを抜くときに痛いんじゃないかな…と、その日の朝ネットで検索しちゃうほど不安だったんです。

でも実際は、抜いたことにも気が付かないほど抜くのは一瞬で、痛みも全くありませんでした。

背中の絆創膏(大きな透明のテープみたいなやつね)をはがすときに、いっしょにするっと抜いちゃうみたいです。

 

あ、そうそう。麻酔のカテーテルを抜く前に、助産師さんがワンショット麻酔を入れてくれました。

抜くと麻酔きれちゃいますからね。

 

そのあと、尿カテーテルも抜いてもらい、車いすに乗り換えて個室へと移動。

尿カテーテル、トイレに行くのが不安という場合には、無理に抜かなくても大丈夫らしいですが、だいぶ前から違和感もあったので。

トイレは点滴の棒を頼りにゆっくりゆっくり移動して何とかいけるレベルでした。

 

麻酔が切れた後、子宮収縮の痛みが半端ない

個室へと戻った後、最初は良かったのですが、じょじょに麻酔が切れて痛みが強くなってきました。

11時には実母と妹が面会に来てくれたのですが、このころはもうすでにまともに話もできないほどだったので、短時間で面会終了に。

痛み止めの座薬までしてもらったのですが、なかなか効く様子もなく、ひたすらズンドコ痛いお腹。脂汗もどんどん出てくるし、痛みで視界もなんだかぼやけてくるくらいの状態でした。

何とか気合で昼食を食べて赤ちゃんに授乳をするまでは、気合で何とかなったものの、13時を回るころにはとうとう痛みでベッドの上から一歩も動けなくなりました。

助産師さんに相談して筋肉注射による痛み止めを打ってもらったのですがこれも効かず。

夕方ころ、点滴で痛み止めを入れてもらってやっと痛みが治まりました。

 

痛み止めは子宮収縮の痛みには効きにくいんだとか

後から聞いたところ、このとき処方された座薬やボルタレンや痛み止めの注射などは、どちらかといえば切った傷の痛みに効果を発揮するものなのだとか

後陣痛などの子宮収縮に対する痛みに対しては全く効かないというわけではないけれど、なかなか効きにくいんだって。

それならしゃーないなと。

しかも、1度目の出産よりも2度目のほうが後陣痛が痛いらしいし、帝王切開だとなおさらだそうな。

まぁ、痛い痛い言ってますが、この痛みもその日のうちに何とか落ち着いてきて、夕飯は何とか食べられるようにはなったんです。

トイレは相変わらずズルズルと点滴の棒を頼りに移動する感じでしたが、それでも何とか動けるようにはなったので、自分わりとたくましいな…なんて思ってましたw

 

痛みは我慢しないこと

前回の出産では、痛み止めが母乳に移行するといわれ、薬か母乳か…みたいなところがありました。ですが今回は、若くもないし、まずは自分の体力回復を優先しなくては…です。

もしも同じことを言われたら、迷わず痛み止めをもらうと決めていました。(お腹痛いのと頭痛いのは、ほんと体力削られるからね)

まぁ結局、こちらの産院では

  • 鎮痛剤のボルタレンでも点滴でも投薬の間隔さえ守れば問題なし
  • 鎮痛剤を投与していても授乳はいつしてもOK

というガイドラインだったようで、そもそも授乳のために薬を我慢する必要はなかったみたいですが。

 

助産師さんは前回の病院での対応(薬を飲んだら授乳NG)にびっくりしていましたが、今でも「薬を飲んだら授乳はNG」としている病院、きっとあると思うんですよね。ないのかな。薬によるのかな。

なので、帝王切開に限らず、「お腹が痛い(頭痛がする)けど、授乳があるから薬が飲めない」と思っている方は、遠慮せず医師や看護師さんに相談するといいと思います。

 

腹痛だけじゃなく頭痛も肩の痛みも起きた

ちなみに、出産2日目には頭痛と肋骨から肩にかけてのつらい痛みが起こりました。

頭痛も、よくあることとのことでしたが、処方されたボルタレン(鎮痛薬)を飲むことで痛みを逃すことができたので、そこまで苦しまずにすみました。

肩の痛みについては、肩こりとは違ったようですが、長くなるので別の記事にまとめました。

肩こり?疲れ?帝王切開後、肩につらい痛みが出ることがあるんだって

続きを見る

 

帝王切開による出産では、お腹の痛みだけでなくアチコチ痛むもんなんですよね。

病院にいる間は、いくらでも相談に乗ってもらえるし、必要なら治療や薬の処方だってすぐにしてもらえます。「痛いなんて甘え」だなんてバカなこと考えないで、遠慮せずに相談すればいいと思うんです。

ついつい、「大丈夫です」「頑張れます」って言いたくなっちゃいますが、そこはガマンせずですよー!

 

快適な入院生活だったけどひとつイラッとしたことが

帝王切開直後から、かいがいしく介護をしてもらい、丁寧で細やかな対応をしてくれた看護師さんや助産師さんには、本当に感謝感謝です。おかげで10日余りの入院生活も、快適で不自由なく過ごすことができました。

ただ一つ、イラッとしたというか「勘弁してよ」と思ったことがあったので、長くなりつつも書いておきたいと思います。

それは、リカバリールームでの付き添い家族の振る舞いです。

 

リカバリールームの入り口には「面会は短時間でお願いします」と書かれています。

これは、術後の患者の回復のためと、同室の患者への配慮のためです。

…ただの愚痴になりますが、私の前に帝王切開を受けた方のご家族が、術後から面会時間終了までずっと付き添っていたんですよね。あと、翌朝は面会時間前に家族が来られていた方も。

同室だと静かにしゃべっていてもどうしても聞こえるし、逆にそれが耳に触る感じがします。しかも2歳の男の子もいてなおかつ飽きちゃってるので、どうしても騒いでしまうわけです。(静かにしてっていうほうが無理よ)

産後神経が高ぶっていたのもあるとは思うのですが、どうも気になってしまい全然眠れず、ずっとネットやツイッターしてましたw

家族が心配なのはわかるけど、お願いだからこういうルールは守ってほしいなと思います。

 

2日目には痛いけど1人で歩けるように

術後の翌日には痛い痛いといっていたわたしも、2日目には点滴の棒なしでも歩けるレベルには回復しました。

もちろん普通の人のようにスタスタ歩く…というわけにはいきませんがw

ただ、7月に帝王切開で出産したいとこは4日経っても痛みで歩くのがつらいといっていたので、やっぱりここも個人差があるんだとは思います。(いとこは第三子で初めての帝王切開)

ただし、ベッドから起き上がるときはなかなか大変です。4日目を過ぎても、リクライニングなしに起き上がることはできませんでしたし、寝返りもうてませんでしたw

痛みについてはきっと個人差があると思いますし、その時によって違うと思います。

他人と同じお産はないっていいますし、ほんとその通りだなと。

 

産後の経過はどう?

この記事を書いているのは産後3か月を過ぎたあたりですが

  • 傷は痛まないもののデニムなど締め付けるボトムスはつらい(怖い)
  • 子宮は元に戻っているといわれているがお腹は出たままw
  • たまに下腹部に原因不明の痛みが起こる
  • 麻酔の影響による足のしびれが残っている(あと3ヶ月は様子見といわれてる)

などなど、痛みやトラブルはいくつかある状態です。

39歳という年齢もあって、回復力に違いもあるのかもしれませんね。

出産してしばらくたっていても、不安なことがあれば病院へ行って全然OKでしょう。というか、不安な気持ちでネット検索してもやもやするよりかは、専門家に聞いたほうが安心です^^

赤ちゃんがいる中、病院へ行くのは大変だし面倒だと思いますが、何においても「無理は禁物」です。無理をしたらしただけ、あとからドン!ときちゃいますからね。

 

赤ちゃんと一緒に日々笑いあうためにも、お母さんも健康で元気で。が一番ですよ~!

 

  • この記事を書いた人

めぐ

生まれも育ちも札幌の、生粋のどさんこです。2015年長女、2018年長男を出産。育児がてら、記録も含めてブログを書き始めました。子どもを連れてのカフェ訪問が大好き。楽しいことはもちろん、悩んだりしていることもシェアできたらなと思います。

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